日本からの支援の経緯<2006年>

5月下旬、8月中旬にラサに行きました。昨年チベットに行けなかったため、そのままになっていた寄付金、ナムリン・プロジェクト主宰者タシ・ツェリン氏に手渡してきました。今年の分の寄付金10万円を手渡しました。領収書(今年はタイプでなく直筆です)はこちらでご覧ください。ご寄付いただいた皆様、いつもありがとうございます。タシ氏、ご家族やスタッフ(サムドゥプ、ラクパ・ツェリン)ともお元気です。

ひきつづきナムリン・プロジェクトは、次のような活動を展開中です。
  • ナムリン県内を中心とする各地の小学校・中学校(計67校?←確認しそびれました)
  • エマガン職業学校
  • ラサで高等教育・職業教育を受けるナムリン出身の学生のための寄宿舎と奨学金(T.T.Fund)
  • ナムリン周辺(シガツェ地区内)の県立中学校でのコピュータ教育。今回の寄付金はンガムリン県とリンプン県の中学校でのコンピュータ教育に使われます。

タシ・ツェリン氏はあいかわらず精力的です。
  • 2005年9月には中国の国営テレビ放送である中央電視台(CCTV)で、タシ氏の人生を綴った50分間のドキュメンタリーが放映されました。英語版・中国語版のDVDをいただいてきたので、興味がおありの方にはコピーいたします。
  • 以前アメリカで出版された自伝“The Struggle for Modern Tibet”の中国語版『西藏是我家』(中国藏学出版社、ISBN7-80057-687-7、2006年7月)が出ました。ラサなどの書店で売られています。
  • 英語・チベット語・中国語の辞書『英藏漢対照典』の改訂作業も進んでいます。

tashi tsering, 2006 summerタシ氏はナムリン・プロジェクトの活動を安定させるため、国家公認のNGOにすることを目指しています。そのためにはかなりの額の自己資金が必要となりますが、まだその額には至っていません。